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■四季おりおり

2008年8月 9日 (土)

●俳諧老人FP日記(その2)

         

        先週鹿児島へ行ってきた。女性農業委員150人の研修講師の仕事(テーマ:年金・投資)であった。150人の女性のパワーは圧倒的で、たとえば講演の前夜の懇親会(バイキング)では、乾杯の後ちょっと余裕をみて食物をとりに料理の皿に出向いたら、ほとんど空、残ったもので間に合わせたが、翌日の仕事などを勘案、やむをえず懇親会終了後うどんを食べにいった次第である。

        翌日朝、女性軍団からの相当のプレッシャーを感じつつも、結果的には極めて熱心に聴講いただき、まずは温かい拍手をいただき講演が終了した。最近の調査[「女性が変える経済と金融」研究プロジェクト(座長:小峰隆夫法政大学教授):08/7/8日経新聞経済教室]によれば女性は、男性に比較、将来不安に備え貯蓄・投資する傾向が強いということであったが、こうした点もあり熱心に聞いてくださったのであろう。

        その後気晴らしに近くの鹿児島県庁の18階にあるレストラン・展望台にいってみた。真夏の鹿児島は圧倒的な熱波の中にあった。しかし眼前にせまる桜島の泰然たる姿、鹿児島湾の深い青色、島との間を往来するフェリーの真白い航跡の清々しさなどはやはり味わい深いものであった。

今月の俳句1

(青山茂根さん:本年度角川俳句賞候補)

    船着くと日盛りをまた立ち上がる

        帰ってきた東京は、立秋とはいうもののあいかわらずの酷暑であった。古い我家は熱気が充満し、庭の木々にも秋を予感させる衰えは見られなかった。

今月の俳句2

(立秋:今朝の秋、けさ秋ともいう)

   けさ秋の庭は盛りのみどりかな

    キーストン WROTE

2008年7月10日 (木)

●俳諧老人FP日記(その1)

         

        時々仕事で地方へ出向くことがある。昨年7月盛岡市の岩手教育会館で講演の仕事があり、そのあと、会館の前に大変立派な石垣があったのでその周辺の豊かな緑にも惹かれ立ち寄ってみた。そこは、盛岡城跡で、道なりに石垣の上に登ってみると眼下は広い公園で、一団の若者がお囃子に合わせ「さんさ踊り」の練習をしていた。

        「さんさ踊り」は、毎年8月盛岡市で行われる、東北を代表する夜祭「盛岡さんさ踊り」で踊られる。昨年のNHK朝の連続ドラマ「どんとはれ」の最終回でこの祭・踊りの様子をご覧になった方も多いと思うが、約3万人の踊り手が、市内の職場・学校・町内など様々な団体の単位ごとに、中央通りを太鼓・笛に合わせ大変エネルギッシュに踊ってゆく祭りである。

        この一団は、この祭りに備え、まだ暑さの残る広場で、手さばきのそれは見事な若い女性のリーダーに率いられ、お囃子にあわせ、全体として見事に踊っていた。その様は、心浮き立つ、なんとなく懐かしく、ひたむきで健気でもあり、私には、しばし涼風に吹かれているかのごときひと時であった。

        最近は、世の中を渡っていく上で、いわば(直接・間接)金銭的損得を基準に自分の行動選択を行うことが多くなってきているように思われるが、こうした「さんさ踊り」を踊るがごとき損得抜きの素朴な楽しさを、時々は味わうよう努めてみることが、やはり人間として必要なのではないだろうか。

        今月の俳句

      城跡にさんさ踊りを習う夏

                                                                              KEYSTONE  wrote

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