◆銀行から見た住宅ローン
●不況の影響は庶民の生活をさまざま蝕んでいる。住宅ローンの返済もその一つ。ところがこれを銀行サイドから見たらどうなるか?
●昔は企業向け融資が 収益源だったが、資金調達の多様化で、銀行の運用は個人向けが相当増えてきた。中でも力を入れたのが、住宅ローンだ。1980年頭10%を割っていた貸出債権に占める個人の住宅ローン割合は、08年で2割強と倍増した。地域によっては3割も依存する金融機関もあるという。
なぜなら、何せ自分の住まいだから、なんとしても、返済しようとするので、取りはぐれが比較的無いという事情が有る。銀行から見ると美味しいビジネスだったのだ。
●そうなれば当然競争となる。旧住宅金融公庫が廃止され、民間にチャンスが広がったことも大きな原因だ。
特に当初3年程度を、低金利の固定ローンに据え置いて、とにかくローンを組ませるというキャンペーンが はやった。全体の28%がそうで。他の優遇手段を入れると8割位になるらしく、金利優遇ローンとは言えない状況だ。
●これは銀行経営からいうと、83.4%の銀行が危機感を持っている構造だ。当初は収益を無視して貸し出しせざるを得ないが、固定期間明けの変動金利に移行したとき、金利の高騰によっては延滞債権が膨れ上がる。
借りる方は借り換えで返済負担を減らそうとし、銀行はとにかく貸そうとする蜜月が続いてきたことの裏返しになる。
この所の不況は、このバランスを崩そうとしているってことだ。
近い将来、景気が回復基調になって、金利が上がれば、収益が上がりそうだが、ローンを組んだ人のサラリーに反映するまで時差が出るため、返済が苦しくなることが多いわけだ。
●現在の雇用環境の悪化は、返済期間が長い住宅ローンにとってデフォルトのリスクが高まっている。
借り手・個人も厳しいが銀行も厳しいんだね・・?
hisa wrote



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