◆ドルの凋落と米国のわがまま
●金融危機から そろそろ1年近くになろうとしてるが、最近 中国やロシアなどが、ドルの支配から何とか逃れようと、様々な動きをしている。外貨準備をドルからユーロなどへ移管する動きだ。日本はIMFに1000億ドル出資したが、中国・ロシアは、IMFが初めて発行した債券を相当量購入するなど、ドル支配体制の象徴だった牙城にも踏み込んできている。貿易も元建てやルーブル建てに変える動きも活発だ。
●経済行為としてみれば、至極もっともで、米一国の不始末で世界中が金融危機にさらされるのは、どこの国でも嫌だろう。
●米国は 基軸通貨国になって以来、経済が悪化すればその都度ドル安へ誘導し、経常赤字を調整してきた。為替差損のない特典をフルに利用してだ。交易国はその都度苦汁をなめさせられたと言えるのではないか?
●金融危機は従来政策に反して、 強いドルを標榜しドル高を誘導し、世界中から米国に資金を集めた結果だった。投資銀行に代表される、ウォール街の金融ビジネスは、製造業の代わりを荷なうはずだった。ところが危機の発生で、砂上の楼閣であった事がわかり頓挫、再びドル安局面へ移行した。
●経常黒字を溜め込んだ中国や日本は、外貨準備の多くを米国債などで運用せざるを得ないが、売ればドル建て債券は価値を失い暴落する。いやでも価値を支えなければならないジレンマに置かれている。
●中国は外国が保有する米国債の実に24%を占め、オフショアで買ってる分も入れれば。100兆円程度(外貨準備の6割)もあると見られている。
●その他 フレディマックなど(優良住宅ローンの証券化をおこなっている政府支援機関)の発行債券(GSE債)も3割り近くも保有していたが、大分売り越したと発表した。
●これから言えることは、既に仮想敵国の投資無しで、米国は回らないということだ。財政赤字の拡大と 国債消化の外国頼み、FRB国債買いは通貨供給を増やし、インフレとドル安を誘発する。
●中国人民銀行の統計データ(金・外貨準備)はウェブで公開されてる。分母の外貨準額額はどんどん増えて変わってるのに、、分子の金保有額は1929万トロイオンスと固定されたままだそうだ。言わずもがな大恐慌の起きた年だが、中国は今や、ドル暴落をいつでも演出できると言うサインとも取れる。
もちろん中国に次ぐ米国債保有国・日本も大きく影響を受ける。かつて 橋本首相が口先で仮定の話で米国債の売却をしたら、相場が急落した話を思い出した。時代は移り 今は中国なんだね・・・ (資料 エコノミストより抜粋)
hisa wrote



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